消防設備工事とは?仕事で人の命を守る!やりがいのある仕事内容を解説

「あなたの仕事で、誰かの命を救ってみませんか?」

消防設備工事の仕事をご存知でしょうか。火災の発生を未然に防いだり、火災の被害を最小限に抑えるために必要な設備を設置・更新する仕事です。

消防設備工事の仕事は、人の命や財産を守る、とてもやりがいのある仕事です。また、安定した仕事として人気があり、将来性も抜群です。

このブログ記事では、消防設備工事の仕事内容ややりがいについて、詳しく解説します。

消防設備工事に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。



消防設備工事とは

消防設備工事とは、消防法や建築基準法に基づき実施される消防設備の設置や更新を行う工事です。

消防設備には、火災報知器やスプリンクラー、消火器、消防ポンプなど、火災の発生を未然に防いだり、火災の被害を最小限に抑えるために必要な設備があります。

消防設備工事は、これらの消防設備を建物や施設に設置したり、耐用年数を迎えた消防設備を新しい設備に交換したりする工事です。また、工事の内容は、建物の用途や規模によっても異なります。

例えば、高層ビルや大型商業施設などでは、大規模な消防設備が設置されているため、消防設備工事も複雑で大掛かりなものになります。


消防設備工事と消防設備点検の違い

消防設備工事と消防設備点検は、どちらも消防設備に関する工事ですが、目的や行う人が異なります。

消防設備工事とは、消防設備を設置したり、更新したりする工事です。目的は消防設備の設置・更新をしています。工事を行う人は、消防設備工事会社が行います。

一方で消防設備点検は、消防設備の不具合や正常な動作をするかを確認する工事です。消防設備の外観や内部の状態をチェックし、不具合や故障がないかを確認します。また、消防設備が正常に動作するかも確認します。定期的に点検を受けることが法律で義務付けられています。また、工事を行う人は消防設備点検業者になります。


消防設備工事の種類


消火栓設置工事

消火栓設置工事は、火災発生時に迅速な消火活動を行うために、消火用水を供給するための設備を設置する工事です。

消火栓は、一般的に道路脇や建物内に設置されている赤いポール状の設備です。火災発生時に、この消火栓からホースを繋ぎ、放水することで消火活動を行います。消火栓設置工事では、消火栓本体の設置だけでなく、消火栓と水源を結ぶための配管工事も必要となります。水源には、水道管や防火水槽などが利用されます。


スプリンクラー設置工事

スプリンクラーは、天井に設置されたヘッドから水を噴射して火を消します。火災の熱によって感知器が作動し、スプリンクラーヘッドから水が噴射されます。スプリンクラー設置工事では、スプリンクラーヘッドだけでなく、配管やポンプなどの設備も設置する必要があります。これらの設備は、天井裏に設置されることが多いため、工事にあたっては天井裏での施工も考えられます。


動力消防ポンプ設置工事

この工事では、動力によって消火用水を汲み上げ、必要な場所へ送るための設備を設置します。具体的には、ポンプ本体、貯水槽、配管、動力源などが含まれます。


自動火災報知器設備工事

感知器、受信機、非常ベル、手動式サイレン、表示灯など、火災発生を感知 や 警報を発する設備を設置します。感知器には、熱感知器、煙感知器、一酸化炭素感知器などがあり、建物の用途 や 構造に合わせて最適な組み合わせを選択する必要があります。感知器 や 警報設備は、電気配線によって受信機 と 制御盤に接続されます。これらの配線は、天井裏 もしくは、壁内などに埋め込むため、美観 と安全性を考慮した施工が必要です。


避難はしご・救助袋・緩降機設置工事


避難はしご

火災時、通常の階段が使用できない場合に、屋上から地上へ避難するための金属製のはしごです。設置場所や建物の高さによって、必要な長さが異なります。

1992年以前の避難はしごは、多くが鉄製で錆びやすいため、定期的な点検 や 必要に応じて交換が必要です。



救助袋

高層階から地上へ安全に降下するための袋状の設備です。建物内に設置しておき、緊急時に窓枠などに固定して使用します。


緩降機

ロープを使って安全に降下するための設備です。主に高層階に設置され、高齢者や身体障碍者など、避難が困難な人でも安全に避難できるようにします。



防排煙設備工事

火災発生時に、煙を外部へ逃がし、安全な避難環境を確保する重要な役割を果たすのが、防排煙設備工事です。防排煙設備工事は自然排煙設備と機械排煙設備の2種類に分かれます。


自然排煙設備

自然の力によって煙を排気する設備です。天井に設置された窓(ラッチ)を開放することで、煙を外へ逃がします。


機械排煙設備

機械の力によって煙を排気する設備です。防火防災シャッターや排煙ファンなどを設置し、煙を効率的に外部へ排出します。


誘導灯設備工事

火災などの緊急時に、視界が悪い状況でも安全に避難するための設備として重要な役割を果たすのが、誘導灯設備工事です。誘導灯には、避難口を示す「避難口誘導灯」と、通路を示す「通路誘導灯」があります。停電時など、視界が悪い状況でも、誘導灯が避難経路を照らし、安全な避難をサポートします。階段、廊下、避難口など、避難経路となる場所に設置する必要があります。停電時でも確実に作動する必要があるため、電気配線には専用の回路を使用する必要があります。


消火器設置工事

消火器を設置する為の工事です。消火器が置いてあることを示す標識や、消火器取り付けフックの設置も必要になります。


消防設備に向いている人

自身の手に職を付けたい方

日本に建物が存在する限り、消防設備工事の需要はなくなることはありません。景気の影響を受けにくく、将来性のある仕事として注目されています。消防設備工事は、専門的な知識 と技術が求められる仕事です。専門的な知識と技術を身につけることで、キャリアアップを目指すことも可能です。


コツコツと真面目に仕事に取り組むことが出来る方

消防設備は、いざという時に確実に作動しなければ、大きな被害につながる可能性があります。こうした責任重大な仕事であるため、消防設備工事には真面目でコツコツと取り組むことができる人が向いています。消防設備に関する法令 や規則を遵守し、細部まで丁寧に作業を進めることが求められます。


コミュニケーションが得意な方

消防設備工事は、設計、施工、点検など、様々な職種の人がチームとなって行う仕事です。現場では、様々な情報を共有し、迅速な意思決定を行う必要があります。そのため、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを図り、状況を共有することが重要です。



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